野菜と果物のベストな食べ方を見極める
お店で野菜や果物を買う時は、生鮮、冷凍、缶詰、乾物など、多くの選択肢があって迷ってしまいます。どのような場合に生鮮を選び、どのような場合に冷凍を選べばよいのでしょうか?今回は、野菜や果物を買う時の生鮮と冷凍の選び方について、以下でご紹介します。
新鮮なものは、新鮮なうちに。
鮮度のいい野菜と果物は味も食感も抜群なので、冷凍保存に適していない食品については、新鮮なものを選ぶようにしましょう。
葉物野菜:冷凍ほうれん草は冷凍庫によく常備されていますが、レタスやルッコラ、幼葉野菜といわれるマイクログリーンなどのデリケートな野菜は冷凍保存に向いていません。こうした葉物野菜はサラダやサンドイッチ、付け合わせとして楽しみましょう。
ベリー:ベリー本来の味や食感を楽しみたいなら採れたてがおすすめですが、スムージーやソース、お菓子作りの場合は、栄養豊富で経済的な冷凍ベリーがおすすめです。
ハーブ:フレッシュハーブの力強い風味は、冷凍するとほとんど失われてしまいます。ハーブは生のまま、料理の飾りや仕上げに使いましょう。
トマト:新鮮なトマトはサラダやサンドイッチなど、鮮度を活かしたい料理に最適です。トマトは冷凍すると形が崩れて水っぽくなるので、煮込み料理などに使うのがおすすめです。
冷凍が適しているもの
冷凍の野菜や果物は、完熟した状態で収穫して冷凍するため、栄養が閉じ込められています。また、洗ってカットされたものが多いので利便性にすぐれています。冷凍で買うのがおすすめの野菜や果物をいくつかご紹介します。
エンドウ豆:冷凍エンドウ豆は、鮮度が高い時期に収穫して瞬間冷凍するため、収穫直後から硬くなりやすい生のエンドウ豆よりもおいしく食べられます。
コーン:とうもろこしは旬のものがベストですが、冷凍コーンなら一年中楽しむことができます。
ブロッコリーとカリフラワー:どちらも冷凍保存に適しており、炒め物やスープ、蒸し焼き料理におすすめです。
ベリー:生のベリーは高価で傷みやすいです。生のまま食べるのでなければ冷凍ベリーを選び、スムージーやお菓子作り、料理に使いましょう。
マンゴーとパイナップル:生のまま売られているこうしたトロピカル フルーツは、完熟する前に収穫されて出荷されます。冷凍されたものは完熟してから収穫されるので、スムージーやデザート、サルサによく合います。
ほうれん草:新鮮なほうれん草はサラダにぴったりですが、冷凍ほうれん草は調理に向いており、経済的な場合が多いです。
どちらでも楽しめるもの
野菜や果物の中には、用途に応じて生でも冷凍でも楽しめるものがあります。例えば、ベリー、ほうれん草、エンドウ豆は、生食用には新鮮なものを選び、調理したりミキサーにかけたりする場合は冷凍がおすすめです。
以上のことから、用途、予算、商品の質によって、新鮮なものを買うか冷凍のものを買うか判断しましょう。野菜や果物は、生鮮でも冷凍でも栄養が豊富に含まれた健康的な食材です。調理の利便性や柔軟性を考えながら、両方をうまく使い分けてさまざまな料理を作りましょう。